・神保彰
『燦燦』
ドラムセットにMIDIを仕込み一人でメロディとリズムを演奏する「ワンマンオーケストラ」の奏者で、100曲以上の新曲を毎年創り出し、そこら辺の鉛筆と金魚鉢を使ってハイレベルな演奏をし出す…
という天才過ぎて文字が事実に追い付かない、日本を代表するドラムアーティストの33枚目のインストアルバム。
一曲目『Gently』は高速のテンポの中余裕すら感じられる圧巻のドラム捌き、『Brainstorm』
のへにゃへにゃメロディとタイトなリズムのマリアージュも好きだし、『All Summer Long』はサッパリしたラテン調、次元がめちゃくちゃになった不思議な夜の繁華街を練り歩いてる様な『Fluctuation』は、今作では一番のお気に入り。
64歳にも関わらず常に前線を走り続け、音楽そのものを楽しみながら未だに新しいリズムを探索する姿勢。
本当に尊敬します。