秋風が心地良い季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
出張料理人のこだわりメガネです。
(一般的なシェフのイメージ)
突然ですが、先日行ったドガスくんとの五番勝負での罰ゲームとしてフルコースを作る事になり、図書館の料理本を立ち読みしながら自分なりにあれこれ考えてメニューを作成しました。
ただ今回一人でコース作って食っても味気ないし、僕は人の為に作らんと料理のモチベーションが全く上がらないタチなので
>^^<「おい、コース料理作りてぇからキッチン貸して」
と友人宅に押し入り、仮想珍獣である友人2人をゲストに真心込めて一生懸命作ってみました。
テーマは無理せず!楽せず!美味しい物を!
(ほぼ感覚だったけど)自分なりにレシピも書き起こしてみたので、今後もし誰かに「フルコースが食いてぇ!」と言われたら参考にでもしてください。
まずそんな人と付き合わない方が身のためですが。
というわけで早速行ってみよう。
本日の御品書き
オードブル
〜サーモンのレモンカルパッチョ〜
スープ
〜秋野菜の中華風かき玉〜
パスタ
〜地中海風ペペロンチーノ〜
(ボンゴレビアンコって名前らしいです。)
魚料理
〜魚介の白ワイン蒸し〜
肉料理
〜ソースで頂くタリアータ〜
デザート
〜片想いフレンチトースト〜
前菜〜サーモンのレモンカルパッチョ〜
①サーモンの柵を盤が大きめに見えるようナナメにスライス
②ミックスサラダ、サーモンを皿に盛り付け
③玉葱をスライス、レモンを輪切りにしておく
④レモン果汁7対オリーブオイル3の下地を作り、砂糖大さじ1、塩小さじ1の割合で混ぜる
⑤→④で作成したドレッシングをかけ、玉葱とレモン、軽く塩をのっけて完成
所要時間…10分
メモ…わさび醤油で食べるのもいいけど、カルパッチョにして甘酸っぱく食べるのもいいすね。
食べやすいし作りやすいが、こう振返ってみるとなんだかお皿に余白が空いている。
もっと中心に寄せるか、チーズ買ってトマトのカプレーゼでも添えれば良かったか。
スープ〜秋野菜の中華風かき玉〜
……ただの得意料理
①かぶ、ズッキーニ、青ネギ、玉葱を1口大にカット、しめじも合わせて湯の中に投入
②1.5リットルの湯に対し鶏がら、チキンコンソメを大さじ2杯ずつ
③卵2コを解き、一旦火を止め円を描くように流し込む
④香り付けのごま油をたらし、完成
所要時間…20分
メモ…洋ってなんだよ(疑問)
と思った方に念の為説明をしておくと、友達の家で自炊パーティをする時は大体このスープを作るのだが、それが結構な好評だった。その為今回もスープならこれを作れとオーダーが入ったのだ。
ちなみにズッキーニは「洋モノ」っぽさに惹かれてつい買ってしまったが、普通にウリ科って感じの食感だった。
友人曰く「安心する味。」
パスタ〜地中海風ペペロンチーノ〜
(ボンゴレビアンコってry
……シンプルかつ難解なパスタ
①オリーブオイル、刻みニンニク投入
②アサリとムール貝、ベーコン、青菜の順で炒め、白ワインをフライパン1周程度回し入れる
③アルコールが飛ぶまで炒めたら貝の出汁を入れ、茹でた麺を投入して具材と混ぜ合わせる
④全体にレモン果汁、胡椒、唐辛子をふりかけ
⑤盛り付け 口直しのトマトを添えて完成。
所要時間…15分
メモ…にんにく油で炒めるだけというシンプルなパスタだが、それ故に美味しさを見た目を追求するとなると難しく、試行錯誤を重ねた一品。
出汁のお陰で良い感じに仕上がりました。
また調理中試食するとなんだかいつも作るペペロンチーノより油っこく、(フライパンを焦がさない為に無意識?)何とか中和する為にレモン果汁をかけ、トマトを添えてみたがこれが大成功。
男子校のロッカールームみてぇに煮詰まったパスタに、いい感じの爽やかさを演出してくれました。
魚料理〜魚介の白ワイン蒸し〜
……要は酒ムシ。>◎◎<
①タラの切り身とミニトマトにオリーブオイル、塩を全体に散らし下味をつけた後、200℃のオーブンで様子を見ながら加熱
②その間フライパンに貝を並べ、刻みにんにくとオリーブオイル、バターで軽く炒める
③香りが昇ってきたら白ワイン100ccを入れ、10分ほどムシ焼きに。
④オーブンからタラとドライトマトを取り出し、貝と合わせて盛りつけ、レモンをのせれば完成。
所要時間……45分
メモ…貝のスープ超うめぇ!
貝の酒蒸しはよく酒呑みの親戚どもに振舞っていたので何とかなったが、結局白身魚はどうすれば良かったのだろう?少し味が薄く感じた。
普通にオーブンで下味付けて焼いたけど、一緒に煮込んで味を浸透させるべきだったか?
肉料理〜ソースで頂くタリアータ〜
……「薄く切った」肉、という意味らしい
①肉をフォークでメッタ刺し
②肉の全面に塩コショウで下味をつけた後、フライパンで焼き色を付けていく
③焼きあがったら肉をアルミホイルで包み、230℃のオーブンで5分
④肉を1分休ませ、熱を内側に浸透させていく
⑤230℃のオーブンで1分
⑥肉を取り出し、スライス。
⑦皿に盛り付け塩コショウ、粉チーズを振り、中濃ソースをそれっぽく掛ければ完成。
所要時間…20分
メモ…チーズとソースと肉の香りがたまらん。
バルサミコ酢で食べるのが一般的な様だが、ご家庭にそんな物はねェのでソースを袋に入れ、爪楊枝で刺し、イキった感じでふりかけてみた。
想定以上に肉がウェルダン気味になり、赤身が薄くなってしまったがまぁ良いだろう。
美味けりゃ何でもいいんだよオラァン!!!
デザート〜片想いフレンチトースト〜
……昔こだめがが片思いしてた先輩を想い作ったもの(なお先輩には彼氏が居た)
①卵を2個解き、卵液に牛乳100ml、蜂蜜大さじ1杯、砂糖大さじ1杯を投入。
②フランスパンをカットし、両面を卵液に浸す
③パンに液が浸透したらフライパンにバターを入れ、焼き目を付けていく。
④砂糖適量を袋に入れ、麺棒でゴリゴリ潰す。ふるいにかけて、またゴリゴリ。
⑤焼きあがったパンを皿にのせて上から蜂蜜、④をふりかけ、ホイップクリームを皿にのっけたら完成。
所要時間…15分
メモ…蜂蜜の甘味とビターな青春時代が交差する。
しっとりとした食感のパンをホイップクリームを付けて食べると、蜂蜜とクリーミーな甘みが口の中に広がり殊更美味い。
何も知らない友達はうまいうまいと食べてくれるのだが、当のシェフとしては若き日を思い出し何とも言えない気持ちに陥ってしまった。
まぁ美味しいと言ってくれる友人が隣に居るだけ幸せモノなのか。
〜完走した感想〜
何よりやってて楽しかった!
それに尽きますね。
やっぱり美味しい美味しい言って目の前でぱくぱく食べてくれるのは作りがいがあって嬉しいもんです。
3人で材料費割ったらコスパがいいとか余らないとか、そういう物理的な話は勿論だけど…
やっぱり皆で食べるご飯は美味しいっすね!!!
というわけでデデ公!ガス吉!
今度一緒にフレンチ食べようね!!!
〜完〜