VS喫茶マウンテン

お疲れ様です。こだわりメガネです。

絶賛インターン中で名古屋に来ております。

いやー名古屋くんね…することが無い。元々ライブ鑑賞で良く滞在する事が昔からあったので地理も頭に入ってるから散歩コースも味気ない。本当にする事がない。

唯一の楽しみは他部員から聴いたオススメのメシ屋に立ち寄る事しかインターンのストレス発散方法が無い。

手羽先…

味噌煮込みうどん…

台湾ラーメン

みなとくんと行った居酒屋…

 

そんな名古屋メシで1番食って美味かった飯屋、八事日赤喫茶マウンテンをご紹介しようと思います。

 

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(山小屋の様な外観。謎の黄色いランプがグルグル舞ってるのがやたら気になった。)

 


店員「いらっしゃいませお好きな席にどうぞー」

シックな扉を開けると、太めのメガネの男性に緩い感じで案内された。一家でやっているのか、キッチンには手馴れた手つきでフライパンを振るうご主人とお母さんがいた。

適当な席に腰を下ろし、テーブルにメニューが広げられる。


店員「こちらメニューですねー分かんなかったら後で聞いてくださいー」

 

ん…?なんか今変なこと言ったな。

ささっとキッチンに戻っていく店員さんの背を何となくぼーっと眺める。

「後で聞いてください…?」


メニューを開けてその真の意味を知る。

なるほど…わからん。

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ドリンクも含めて料理は凡そ数百を超えており(途中で数えるのを辞めた)隣の客が食ってた普通に美味しそうなミートスパは兎も角、付箋で追加された「アイスカレーマウンテン」「おぐら樽」果ては「みさえのごほうびホットケーキ」等等水平思考を広げても全く想像のつかない謎のメニュー軍団が脳漿爆撃。

 


一応この店を紹介してくれた友達のみなとくんからは「甘口抹茶小倉スパ」なるThis is Nagoyaなメニューを勧められていたのだが、個人的に(どうせ失敗するなら好きなもので…)と「甘口バナナスパ」を頼んでみることにした。

 


まぁ…素材は小麦粉とバナナだし…麺状のクレープ(?)とでも思えば…

 


いけるのかな…?

 


若干小気味に震えながらも待つこと5分(めちゃくちゃ早かった)

 

 

 

「はーい甘口バナナスパでーす」

 


来たっ…!

 

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てか…あれ…?

 


普通に…美味そうじゃん…!

 


一口目、とりあえず生のバナナに手をやる。まあ普通に美味しい。

 


二口目、ジュレ状のバナナと一緒に麺をほうばる。

 


三口目、生クリームと麺を絡める。

 


う、美味い…!!

 


非甘党の僕でもモグモグ食える程よくグテグテになってない甘さ。悪くない、悪くないぞ!

そこからはもう止まらなかった。凡そ10分程で完食。

しかし…

まだいける。まだ発掘しなければ気も腹も収まらない。

 


友達のぬおくんに「腹が大丈夫ならしょっぱいものも頼むといい」と言われていたので、再びメガネのあんちゃんを呼び付け、値段も手頃なオムハンライス(赤)を注文する。

「昔はオムハンライス(緑)つって緑の卵で焼いてたことをあったんすよー」と度肝を抜かれる発言を受けながら、待つこと10分。

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ああ…

男の子の好きな奴〜!!!!

ふっくらとした卵の中にスプーンを入れてみる。すると中には名前通り小ぶりのハンバーグが中に隠れていて、よぉし口に入れるぞと勢いよくかきこむ。美味い。美味いよ。

いかにも老舗の喫茶店って感じのチキンライス、少し固めなのが丁度いいオムレツ、その上更にハンバーグまで食わせてくれるのだ。

こんなん不味いわけが無い。15分ほど時間をかけて完食。

さて腹も脹れたし店を出ようとしたその時、何かに足をグッと引かれたような気がした。誰かが言う。

まだソファに座ってろと。

 


「ダメだよメガネくん…」

「喫茶に来たら…デザートを頼むのが常…そうだろう…?」

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頭の中の大槻太郎が呟く。

そうだなハンチョウ。確かにその通りだ。

再三メニューに目を通す。するとその中にある

「みさえのごほうびホットケーキ」がどうしても離れない。埼玉名物赤黄色の五歳児の顔がふと浮かび上がるがそれは置いておく。

あんちゃんにこれが何なのか聞いても良かったのだが、ごほうびと称しているのだ。

きっと美味いに違いないと注文。

結果。僕はメス堕ちした。

 

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こんな生クリームの山を見せつけられたら

僕はもう…僕はもう…

女の子になっちゃう…(意味不明)

 


いざ実食。

うーん、甘い。甘さの暴力団に囲んで棒で叩かれてる気分だ…

がっ…

進む…

ナイフが山を切り裂き…フォークが頂上のチェリーに見事登頂…!

 


流石に三品目だったのでお腹的にもキツいはキツかったが無事完食。果たして僕はマウンテンに登頂する事が出来たのだった。

 

お会計を済ませ、シックな扉の前に立つ。

すると背中越しに三者三葉の声が聞こえてきた。

「「「ありがとうございましたー」」」
わざわざフライパンの手を止めて一家三人でお見送りしてくれた。


ありがとう、東京事変みたいな地名の場所。

ありがとう、喫茶マウンテン

大変美味しかったです。